テレビの地上波デジタル放送(地デジ)電波を関東地方へ送信することなどを目的に建設された東京スカイツリー(東京都墨田区)。この新タワー周辺で電磁波を測定した。測定データについてはなお整理、検討中だが、これまで分かったことについて、とりあえずのご報告をさせていただく。
テレビの地上波デジタル放送(地デジ)電波を関東地方へ送信することなどを目的に建設された東京スカイツリー(東京都墨田区)。この新タワー周辺で電磁波を測定した。測定データについてはなお整理、検討中だが、これまで分かったことについて、とりあえずのご報告をさせていただく。
東京タワーから東京スカイツリーに在京テレビキー局の電波送信が切り替わって1週間が過ぎた。切り替え後、電波障害は新たに約3万件見つかった。さらに、これまで映っていた千葉や埼玉などのローカル局の番組が見られなくなる“2次被害”も多発している。
スカイツリーからのテレビ電波試験放送が連日おこなわれ、インターネット上ではそのせいでアニメが見られないなどと怒る人が続出している。ツイッターなどのインターネット上にも、画像が乱れ、ほとんど見られなかったなどという苦情が相次いで投稿された。
「先週はこの時間から急にスカイツリー電波のテストとかでウィザードとプリキュア見れなくなりましたね(憤慨」(3月31日)
「プリキュア映りません。スカイツリー死んでください」(4月21日)
また、移転をしない局でも、スカイツリーからの電波が強すぎて入らなくなるという例もある。
「スカイツリーの電波が強すぎて千葉テレビ、群馬テレビ、放送大学が見えなくなり、テレビ埼玉も信号レベルが低下。放送大学はスカイツリーに移転しないから深刻」
27日付けの産経新聞によると、こうした、東京タワーからのテレビ電波と東京スカイツリーからのテレビ電波の両方を正しく受信できるようにするための作業が必要な「要対策世帯」は22日までの累計で10万2175件だった。このうちの約 7割が工事済みまたは工事予定という。
東京スカイツリーの電波障害問題で、NHKと在京民放5社は11日、受信状況を確認する試験放送について13日以降の日程を発表した。10日までに9万1839件の障害が判明している。
テレビキー局の電波送信場所を東京タワーから東京スカイツリーに切り替えるのを前に、テスト放送を行った結果、これまでに関東地方の7万余りの世帯で電波が十分届かず、アンテナ工事などが必要であることが分かった。
各局は、4月3日以降、集中的にテスト放送を行う予定。
(4月2日NHK)